📐 等費用線・等産出量曲線シミュレーション労働L・資本Kの組合せで「費用最小化(=接点)」がどう決まるかをスライダーで確認する

問題設定:生産関数はコブ=ダグラス型 Q = L0.5K0.5(労働L・資本K)。 等産出量曲線(等量曲線)=同じ生産量になるL・Kの組合せの曲線(右下がり・原点に凸)。 等費用線=同じ総費用になるL・Kの組合せの直線。 下のスライダーで予算C・賃金w・資本レンタル料rを動かし、費用最小化点(=接点)がどう動くか確認しよう。
予算 C(総費用)動かすと等費用線が平行にシフト200
賃金 w(労働1単位の価格)傾き −w/r が変わる10
資本レンタル料 r(資本1単位の価格)傾き −w/r が変わる10
📐 等産出量曲線と等費用線/ 横軸=労働L・縦軸=資本K
L K 労働 L 資本 K Q₁ Q₂(達成量) Q₃(届かない) 等費用線 最適点 E
賃金 w
10
レンタル料 r
10
予算 C
200
最適 L*
10
最適 K*
10
達成 Q*
10
等産出量曲線(達成できる最大 Q₂) Q₁(届くが最適でない)/Q₃(予算オーバー) 等費用線(予算C・傾き−w/r) 費用最小化点(接点)

🎯 接点=技術的限界代替率(MRTS)= w/r

費用を最小化する組合せは、等産出量曲線と等費用線が接する点(交わるのではなく触れるだけの点)で決まる。 この点では、両方の曲線の傾きが一致している。
等産出量曲線の傾き(の絶対値)を技術的限界代替率(MRTS)という。
MRTS = MPL / MPK(労働をあと1単位増やす代わりに資本をどれだけ減らせるか)。
このケース(Q=L0.5K0.5)では MRTS = K/L。
等費用線の傾きは −w/r。
→ 接点の条件は K/L = w/r。ここから最適点が求まる:
L* = C/(2w) K* = C/(2r)
💬 やさしい言い換え:
等費用線=同じ「総コスト」で雇える労働L・資本Kの組合せの直線。
等産出量曲線=同じ「生産量」になる労働L・資本Kの組合せの曲線(消費者理論の無差別曲線の"生産者版")。
両者が触れる点が「一番安く作れる(=同じ予算で一番たくさん作れる)」組合せ。

📋 現在の数値まとめ

項目
賃金 w10
資本レンタル料 r10
予算 C200
等費用線の傾き −w/r−1.00
最適労働 L*10.0
最適資本 K*10.0
達成できる最大生産量 Q*10.0
💡 試験でのポイント:賃金wが上がると等費用線の傾き(−w/r)が急になり、労働の相対価格が高くなる。 → 企業は労働を減らし資本で代替(最適点が左上へ移動)。逆にrが上がれば資本を減らし労働で代替(右下へ移動)。 予算Cを増やすと等費用線が平行に右上へシフトし、到達できる等産出量曲線がより外側(=生産量が大きい)ものになる。