📊 独占市場シミュレーションMRはなぜ傾き2倍か/利潤最大化MR=MCと死荷重/価格差別(単一価格・第3級・第1級)

使い方:独占企業は自分で価格を決められる(プライス・メイカー=価格支配者)ので、直面する需要曲線 D 自体が「自社の売上を左右する曲線」になる。 切片a・傾きbのスライダーで需要曲線の形を変え、生産量Qのスライダーで今どれだけ売っているかを動かして、限界収入(MR)がなぜ需要曲線より傾き2倍で下にあるのかを確かめよう。
① 需要曲線の切片 a(P=a−bQ)100
② 需要曲線の傾き b1.0
③ 生産量(販売量)Q25
📉 需要曲線 D と限界収入 MR/ 下のグラフは総収入 TR=P×Q(放物線)
Q P 数量 Q 価格 P 完全競争の需要曲線(水平=MR=P=AR) D(需要曲線=AR) MR P MR
💰 総収入 TR=aQ−bQ²(頂点でMR=0)
Q TR

🧮 Qを1増やすと収入はどう動く?(MR=新規分の獲得 − 既存分の値下げ損)

+新しく売れる1個の代金 P
+0
−既存Q個の値下げ損 b×Q
−0
=差し引き MR
0
価格 P
75
限界収入 MR
50
総収入 TR
1875
平均収入 AR(=P)
75

📋 プライス・メイカー vs プライス・テイカー

独占(プライス・メイカー)完全競争(プライス・テイカー)
価格支配力あり(自分で価格を決める)なし(市場価格を受け入れる)
直面する需要曲線右下がり(市場全体のD)水平(一定価格でいくらでも売れる)
MRとPの関係MR<P(傾き2倍で下)MR=P=AR
💡 試験でのポイント:完全競争の売り手はプライス・テイカー(価格受容者=市場で決まった価格を受け入れるだけ)、不完全競争(独占・寡占・独占的競争)の売り手はプライス・メイカー(価格支配者=自分で価格を決められる)。
MR曲線はDと同じ切片・傾き2倍で、Dより下に位置する。理由は1個増やすと「新規に+P」得る一方、既存Q個も値下げして「−b×Q」失うため。
令和4年第17問類題:「独占的競争は売り手が多数、寡占は売り手が少数」という取り違えに注意(独占的競争=多数の売り手が差別化財を売る、寡占=少数の売り手)。完全競争のみMR=P=AR。