📈 IS-LM分析シミュレーション

問題設定:いま経済は 完全雇用GDP(Yf = 500) で均衡している。ここで政府が 政府支出Gを増加 させたら、物価が動く前物価が調整しきった後で何が起きるか? ボタンを順に押して(または「▶ 通しで再生」で)確かめよう。
Y r 実質GDP(国民所得) 利子率 Yf(完全雇用) IS₀ LM₀ IS LM G増加→IS右シフト 物価↑→LM左シフト E₀ E₁ E₀
政府支出 G
100
物価水準 P
1.00
実質GDP Y
500
利子率 r
5.0%

📋 まとめ:完全雇用下の財政政策の効果

実質GDP(Y)利子率(r)物価(P)
物価一定(E₀→E₁) 増加 ↑ 上昇 ↑ 不変 →
物価調整後(E₀→E₂) 不変 →
(元のYfに戻る)
さらに上昇 ↑↑ 上昇 ↑
💡 試験でのポイント:物価が調整しきると、実質GDPは1円も増えないのに利子率だけが上がる。 つまり政府支出の増加分は、利子率上昇による民間投資の減少で完全に打ち消される(100%クラウディング・アウト)。 「IS-LMはもともと物価一定=短期のモデル。完全雇用+物価が動くことを前提にすると、財政政策はYを増やせず物価と利子率だけ上げる」と覚える。
📌 「長期」と呼んでいない理由:ここで見ているのは物価が調整しきった状態であって、Yf(完全雇用GDP)自体が動く変化――公共投資で潜在GDPが上がる、投資が減って将来の生産力が落ちる――は、このモデルには入っていない。だから「長期」ではなく「物価調整後」と表記している。
※試験の問題文では、この状態が「長期」と表現されることがある。