問題設定:財市場だけを見て 均衡GDP(生産量) がどう決まるかを追う。総需要 AD=C+I+G は「みんなが買いたい額」。生産量Yがこれと一致する点=売れ残りも品不足もない点が均衡。ボタンを順に押して確かめよう(C=30+0.8Y、I=30、G=40)。
📋 45度線分析の要点
| 用語 | 意味 |
| 45度線 | 「生産量=支出額」の点の集まり(候補地) |
| 総需要線 AD | C+I+G。切片=基礎消費+I+G/傾き=限界消費性向c |
| 均衡GDP | Y=AD となる交点。ここでだけ売れ残りゼロ |
| 調整の向き | Y>均衡→在庫増→減産/Y<均衡→在庫減→増産 |
🎯 ケインズの有効需要の原理:生産量Yは「作れる量」ではなく「売れる量(総需要)」で決まる。だから需要を増やす政策(財政・金融)でGDPを動かせる、という次の話(乗数効果)につながる。
使い方:左の要因ボタンを押すと総需要線 AD が上下シフトし、均衡GDPが変わる。ポイントは乗数効果=AD切片が+20動くと、GDPはその5倍の+100動く(乗数=1/(1−c)=1/0.2=5)。★は試験頻出。右上の Yf ボタンで完全雇用GDPとギャップも表示できる。
🔀 要因ボタンを押してみよう
左の要因ボタンを押すと総需要線ADが動き、なぜ均衡GDPがその方向に動くのか+乗数の波及がここに表示される。
📋 直前チェック(シフト要因+乗数公式)
| 上シフト(Y↑) | 下シフト(Y↓) |
| 需要項目 | 政府支出↑・投資↑・輸出↑・消費意欲↑・減税・利子率↓ | 政府支出↓・投資↓・増税・★貯蓄意欲↑・利子率↑ |
| 乗数(c=0.8) | 公式 | 値 |
| 政府支出乗数 | 1/(1−c) | 5 |
| 租税乗数 | −c/(1−c) | −4 |
| 投資乗数 | 1/(1−c) | 5 |
| 均衡予算乗数 | 常に | 1 |
🎯 急所:同じ「20」でも政府支出+20はY+100、減税20はY+80(租税乗数−4)。減税は一度みんなの手元を通るぶん効きが1段弱い。均衡予算(G+20かつT+20)でもYは+20増える(均衡予算乗数=1)。